病院にはカフェがつき物です。従業員から見舞い客まで、バイキング形式のカフェで食事を取ることが出来ます。値段は外のお店とさほど変わりません。


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コラム

妊娠:診察・検査

産科医の定期検診では日本と同様、毎回の検査で血圧、体重測定、そして尿検査があり、10週目以降ぐらいからは胎児の心音測定と子宮底長の測定を開始します。

検査所で行う検査、原則的にその検査結果に異常がみられた場合のみ、産科医からその旨を伝えられます(通常は電話で)。結果が知りたい場合は産科医に電話して尋ねるか、もしくは次回の定期検診で尋ねましょう。


10週目頃に超音波検査(Ultrasound)を受けます。

この検査の1時間前までに大量(32fl oz.前後)の水やジュースをがぶ飲みし、そのままトイレに行かずに検査台に上がります(これがけっこう辛いそう)。そして経膣プローブに替える際は、膀胱を空にするように言われます。ただし、羊水が十分にある中期以降の検査では水分を摂取する必要はありません。 また産科医は二つ以上の検査機関と契約している場合がほとんどですので、検査所を選べる場合は保険が利く方にしてもらうのが得策です。1回目(心音と着床位置を確認するため)の超音波検査は保険が利くものの、内臓や羊水を観察する18週前後、そして胎盤や胎児の位置を確認する出産直前の2回は自己負担となる場合もあり得ます。通常は1回$300前後の費用がかかります。 まず最初の超音波検査では子宮外妊娠、胞状奇胎、双子、流産につながる異常など、心音だけでは確認できない状態が分ります。

検査結果で異常が発見された場合、また出血や腹痛などがあったり、基礎体温が突然下がった場合も産科医に診てもらい、再び超音波検査や血液検査を受けます。
血液中の妊娠ホルモン値をチェックし、非妊娠状態になった場合(流産のこと)は、問題がなければ次の妊娠まで3ヶ月待つように言われるのみで、日本であるような子宮洗浄はありません。仮にホルモン値が下がらない等、子宮内容物が残っている場合には掻爬手術(D&C)を受けることになります。

流産割合は全妊婦数の20%近くということですが、流産が3回も続くと習慣流産との扱いを受け、夫婦で遺伝検査(Genetic Exam)などを受け、詳細を詳しく調べる必要が出てきます。
妊娠中期以降の超音波検査でもし異常がみられた場合は再検査、もしくは専門の胎児医(Prenatologist)のもとで詳細超音波検査(Level 2 Ultrasound)や羊水検査(Amniocentesis)を受けることになります。


18週前後に、希望すればトリプルマーカーテスト(Triple Marker Test)を受けることが出来ます。これは血液中のAFP, HCG, uE3の数値によって二分脊椎やダウン症の可能性を調べる為の検査です。その要領は普通の血液検査と変わりはありません。この検査ではダウン症でもないのに陽性反応が出ることがあり得、検査結果が「異常あり」でも100%ダウン症であるとは限りません。

超音波検査やトリプルマーカーテスト等に異常があった場合、もしくは妊婦が35歳以上である場合は、希望すればCVS検査や羊水検査(Amniocentesis)を受けることが出来ます。これは染色体異常を調べるための検査なのですが、この検査が胎児に影響を与える可能性もあるので、先天異常の確立が検査の危険度を上回った場合のみに行われます。


20週目をすぎた頃あたりから両親学級(Birth Education Class)の申込みをしておきましょう。

このクラスは早くに履修してしまうと内容を忘れがちになると思いますから、出産の1ヶ月~2ヶ月ぐらい前に取りおわるスケジュールで設定しましょう。しかしながら地域によっては満員になることもあり得ますので、自分の休暇や産休などとの調整と兼ね合わせた上で予約は早め取りましょう。このクラスは平日の夜に5,6回行われるものや、週末に集中して行われるもの等があります。

日本では「母親学級」と呼ばれます、アメリカでは出産コーチ(これはたいてい夫)と二人で受講するのが通常ですし、クラスも立ち会い出産が前提で進められています。また出産予定の病院でこのクラスを履修すると、授業料に割引が利くこともあります。
その他に「育児クラス(Infant Care Class)」や「母乳クラス(Breast Feeding Class)」などがあります。出産した後は日本のように長期入院はしないため、沐浴や授乳のしかたを出産後に病院で習う機会はほとんどないといえます。その為身近に赤ちゃんがおらず、また新生児や乳児の世話をしたことがない方はこのようなクラスも出産前に受講しておくと安心ですね。


28週前後になると糖尿病テスト(Glucose Test)を受けます。
これはグルコーラという飲み物を飲み、それから1時間後の血糖値を調べる検査です。Rhマイナスの人はRh因子の検査もこの時期に一緒に受けます。これは検査所によっては前夜12時以降、水分以外を取らない状態で検査に臨まなければならない事もありますので、検査前に産科医やスタッフに確認しておいてください。


30週ぐらいになったら 出産予定の病院のツアーに申込みをしましょう。
通常たいていの病院では、平日の夜や週末などに無料で分娩室のツアーを行っているのです。24時間体制、夜間入口、母子同室で陣痛から産褥まで全て一環して行える部屋(Birthing Room)、新生児集中治療室(NICU)、病院の雰囲気等をあらかじめ知っておくのによい機会となります。立ち会いできる人の数、カメラやビデオの持ち込み許可、帝王切開等の質問もこの時にしておきましょう。
また同時期に病院の前登録(Pre-Registration)も済ませておくと、陣痛で飛び込んだ時に手続き書類の山に滅入る必要がありません。前登録の申込書は通常産科医のオフィスで入手できます。記入事項はごく簡単なもので、これは郵送で受け付けている病院がほとんどです。

出産予定日1ヶ月前ぐらいに、身分証明書(運転免許証など)と健康保険カードを持参して病院に行き、前登録が完了します。仮に急な引越しやその他の理由で前登録をした病院で出産出来ないことになった場合は、その旨を必ず病院に伝えておきましょう。

病室(個室、相部屋など)や食事の種類、硬膜外麻酔薬使用(麻酔医利用)の有無、帝王切開、など保険でカバーされる額が変わりますので、事前に病院で推定費用を確認しておいてから保険会社に連絡すると、実際いくらぐらいが自己負担になるのかが判断できます。通常は普通分娩で2日、帝王切開で3日が保険でカバーされる期間になっているはずです。
また、この時期になると小児科医(Pediatrician)も見つけておく必要もあります。子供のいる知人や、産科医に紹介してもらいましょう。小児科医についても当然、加入中の保険がきくかどうかを確かめることを忘れずに。

小児科医には必ず出産前に会っておき、24時間体制などについて確認しておきましょう。出産後に病院側が、その指定の小児科医に連絡をとってくれます。州の法律によって違いはあると思いますが、通常は24時間以内にその医師が病院に来て赤ちゃんの診てくれます。週末に産まれても診に来てくださるのが普通です。

仮に事前に指定していない場合は、病院側が任意に選んで小児科医に出頭を依頼します。けれどあらかじめ指定医を選んでおくと、あなたの赤ちゃんが産まれてすぐの状態(体のサイズ、新生児黄疸の具合、異常があればそれも)を診てもらい、生後2週間の検診時に成長や回復の度合いを比べて頂けるのでより安心といえます。


35週前後になると、最後の血液検査を行います。これは主に妊娠貧血のチェックです。そして同じ時期に内診で子宮組織を取り、ベータ ストラップ テスト(B-strep Test)を行います。この検査は、赤ちゃんが産道で感染するおそれのある細菌の有無を調べる為のものです。これが陽性の場合は、分娩時にペニシリンを使用します。分娩室で必ずこのテスト結果を聞かれますので、ベータ ストラップ テストの結果が陽性(positive)だったか陰性(negative)だったかは覚えておきましょう。また早産の場合もあるので、分娩や入院に必要なものは事前にバッグに詰めて用意しておきましょう。(いざという時には結構あわてますから、これを事前にやっておくとかなり安心です)


コラム「妊娠:出産準備」